先霞む新幹線輸出

今日の日経の国際と企業総合記事は高速鉄道に関しての記事が百花繚乱状態でした.
まず,ブラジルのリオデジャネイロサンパウロ間約510kmの高速鉄道建設計画の応札を日本連合は見送るとか.開業後40年間の事業運営を担うなどの負担の大きさと,ブラジル政府の需要予測が日本と比較して楽観的なのが原因だとか.フランスも見送るそうで,韓国が受注する可能性大とか.
次に英国でこの〜木なんの木こと日立が優先交渉権を穫った英国都市間高速鉄道計画,ぶっちゃけ言えば古い車両(インターシティ125)を速やかに置き換えましょう計画の決定が先送りになったとか.総額1兆円という大型案件なだけに,期待してたのですが.まぁまだ中止じゃないだけいいですかね.
最後は,中国が来年からASEAN各地に総延長1万キロの高速鉄道建設に着手するとか.昆明を起点にバングラデシュ,ミャンマー,カンボジア,ベトナムに敷設し,貿易拡大,中国の車両規格を広めるのが狙いと報じてます.
……車両規格ったって,中国のはまだ日本や欧州の車両がベースなんですからあんまり変わんないんじゃね? という疑問がありますが.でも自国だけでなく他国までガンガン建設するのですから中国金ありますね.まぁ元安政策大好きな国ですから金は有り余ってるでしょうけど.

とまぁこんなもんです.今日の日立や東芝の株価はどうなるやら……