北京-天津

今日の夕方のNHKニュースに中国で建設中の高速鉄道(日本で言う新幹線ですね)のニュースが出ていました.何でも北京〜天津約120kmを約30分(表定速度が約240km/hです!),最高時速350km/hと世界最速だとか.車両はドイツのシーメンス社の車両がベースの車両と,はやてに使われているE2系ベースの車両が映っていました.台湾新幹線に続き,日本生まれの新幹線車両が海外で走るのでちょっと期待大です.ただニュースでは高速鉄道の関係者が,車両部品はほとんどが中国製だから中国の技術だ!と主張していたので,それはどうよ…と思いますが.0系やTGV,ICEはそれこそ自国で培った技術を詰め込んで独自開発したのに.
あと新聞等を読んでいると,北京五輪に間に合わせる為にかなり無茶な突貫工事をしてるとか(今年の8/1に開業らしいです).それに習熟運転もあまりしてないから安全性が無いと指摘する人もいるようです.確かにそれは不安です.東海道新幹線東京五輪に間に合わせる為に夜通し工事をしたらしいですが,開業から1年間は路盤の安定性の確認と運転士の習熟度アップ,更に車両の初期故障対策の為に速度を抑えて運転していたのです(1年後には予定してた速度になったらしいですが).北京五輪に際して自国の成長ぶりをアピールしたいのはわかりますが,無茶だけはやめてほしいです.脱線事故なんて起こしたらそれこそ面目丸つぶれですから.