混迷する政局

ちょっと長いです.
民主党から3名,無所属から2名の議員が改革クラブという政党を結成するとか.民主党から移籍(?)したのは反小沢派の方々だそうです.
まぁそもそもそれまで対立政党である自民党にいた人間が,急に民主党の党首になって"国民の為に!"とか言ったってそれを民主党議員全員が"Yes,your highness!"と従うはずが無いわけで.今までこういう事が起こらなかったのが僕は不思議です.
これでまた参議院は混迷化する事になるわけです.その内衆議院解散総選挙になるでしょう.今の自民が前回の解散総選挙のように圧勝するなんて事はないでしょうから,民主が議席数を伸ばすのではと予想しています.まぁ,参議院と違い議席数で民主が自民を抜くとは思っていませんが.
まぁ何にせよ事態は輪をかけて深刻になりそうです.こういう時,僕は民主主義の短所と言いますか限界を感じます.政党の多党化はたくさんの国民の意見を政治に反映させるという民主主義の原理に適しますが,裏を返せば意見が乱立していつまでも結論が出ないという事です.そして政治が停滞し,国は更に後退する…マイナススパイラルですね.

…果たして,どうなる事やら.