91年以来最悪の落ち込み

 今年からまた新しくカテゴリを新設します。政経学部に籍を置く身なので、カテゴリ名はまんま政経という事で。本当は入学時に作るべきだったのでしょうけど、まあそれはそれという事で。

 本日の話題はこちら
91年以来最大の7%減=年末年始のJR利用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100106-00000083-jij-soci

 今年はまたひどい結果になりましたね。リーマン・ショックの後遺症が蔓延しているのと、曜日配列が悪かった事、何より年明けで適用日が連続した高速1000円が大打撃だったということでしょう。

 ふるさと行きの乗車券は予想より売れたそうですが、それでもここまで落ち込むとは。東日本だけが出した乗車券ですから直接結び付きはしないでしょうけど、それでもこの先が心配になります。

 個人的には極端な高速道路優遇政策はいい加減にしろと言いたいです。現状の1000円割引は来年3月までの期間限定措置ですからまだしも(と言っても、1000円もどうよと思いますが)、6月から始まる予定の新割引体制や民主党が掲げた高速道路無料化は偏りすぎた優遇政策です。

 高速道路の料金割引を実施することそのものには反対しませんが、莫大な建設負債と道路の維持管理費をどう見ても無視している(としか思えない)割引には反対です。無料化にはもっと反対です。鉄道、フェリーへの打撃だけでなく、道路の維持管理費を利用していない、もしくは利用できない人にまで税金で負担させる気でしょうか。

 およそ20年前に、日本は赤字だらけだった国鉄を再生させるべく民営化させました。それが成功し今に至っているというのに、また同じ轍を踏ませるのでしょうか。それだけはあってほしくないと願います。